2020年 新卒入社
組織開発事業部 マネージャー
早稲田大学卒
入社後、採用支援事業部にて総合商社、メガバンク、大手デベロッパーの採用コンサルティング、ブランド戦略立案支援等に従事。3年目にマネージャーへ昇格。4年目より組織開発事業部へ異動し、事業家として日々事業・組織に向き合う。
事業家を、知る
事業家は、
自走人材を凌駕する存在
- #圧倒的当事者意識
- #当事者意識のその先へ
1 | わたしのベース | 努力しても報われないこともある。 社会人では本気で結果を出すと決めた |
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2 | わたしの就活 | その仕事に当事者として誇りを持てているか | |
3 | わたしのマインド | 事業家としてシンプルに成果を出すことにこだわる | |
4 | わたしの挑戦 | 同じミッション、異なる事業モデルへの挑戦 | |
4 | わたしの成長 | 事業家として、自分の強みを尖らせる | |
5 | 事業家とは | 自走人材を凌駕する存在 |
Part 1わたしのベース
努力しても報われないこともある。
社会人では本気で結果を出すと決めた
野牧:サッカーを小学校から大学4年までずっとやってきました。大学ではBチームのキャプテンも任せてもらっていました。プロを目指してやってきましたし、かっこつけると部内の立候補でしたがプロの練習にも参加しました。でも上のレベルでやるにはやっぱり実力が乏しくて、小さい頃から目指していたプロには行けなかった。
⸺そう話す野牧の根にある価値観は『人生修行』
幼少期の頃から父親に厳しく育てられた彼は、その家庭環境の影響から努力をするのが当たり前だし、努力をすれば報われると思い、それを信じていつも行動してきたと話す。
サッカーでは常に練習量はチームで一番やっていた。それで中学や高校は評価され、高校はインターハイの常連チームでレギュラーでプレーしていた。監督も評価してくれた。
しかし、大学のサッカー部はそこまで甘くはなかった。
大学サッカー部の経験をきっかけに彼は努力しても報われることがない、勝ち得られないものがあることに気付いたという。
野牧:大学時代は1つ上の先輩に日本代表の選手がいたり、身近な存在がプロに何人も行くような環境でした。そのような環境の中で、自分は高校時代と変わらず誰よりも練習量を担保して、とにかく量でカバーする、そんな部員でした。
ただ、大学サッカーは甘くはなかったです。自分はあまり試合に出場することができていなかったんです。そんな自分が大学2年の時に、その後プロにいくキャプテンから『野牧は成果に向き合っていない。めっちゃ努力をすることに酔っているとか、ただ練習すれば良いと思ってるんだろ』みたいな話を結構されてて、当時の自分は『誰よりも練習してるから良いだろ』とあまり自分を変えることができなったんです。
⸺その時に、自分を変えられなかったことが大学サッカー時代での後悔の1つと話す彼は、その後、キャプテン任命されるも、出場機会が乏しく、その中でチームをまとめなければならない立場が苦しく、時にはサッカーから逃げようと思ったこともあったと話す。
野牧:とにかくいくら努力しても、結果を出さないと評価は最終的にはされないって学んだのが大学時代でしたね。なので、社会人では本気で結果を追い求めてやるし、そのための成長っていうことに対しても誰よりも貪欲に取り組むことを決めていました。
⸺当時の経験から彼は社会人になるにあたりそういう自分を変えようと決意したと話す。
Part 2わたしの就活
その仕事に当事者として
誇りを持てているか
野牧:社会人になって成長していきたいって思った時に、現状の就活のあり方に対して不思議に思っていました。なんか周りが言ってた大手企業に行けば安定するっていう価値観とか『え、それってなんでそうなんだろう。自分にとっても本当にそうなのか』みたいなことを結構懐疑的に考えてました。
あとは、大手企業に行った先輩とかにこういう仕事をやったんだよっていう話を聞いたりした時に、当事者意識の部分で疑問を感じることが多かったんです。なんかすごく規模の大きい仕事の話はしているが、どこか他人事というか、なんかその仕事に誇りを持っている感じがしなかった。自分がこういう風に周りを変えたんだとか、社会にインパクトを与えているんだくらいの温度感の話は聞いたことがなかった。
⸺そう話す彼は、就活の軸として
①圧倒的な経験値が積めそうか
②自分がなりたいような人がいるか
③人に介在して、人の価値観に良い影響をあたえること
を重視していたという。
そんな中で、当時30人規模のリーディングマークに出会い、入社を決意する。
野牧:人に介在してという部分では、最初自分は実は教員になることも考えていて教員免許も持っていたんです。ただ、教育実習に行った際に、一緒に働くであろう周りの教員の方を見て自分の求めている環境ではないと感じました。
そこからまた内省をして自己分析をして、サッカー部時代の経験も相まって、自分は、努力はしているが、方向性が悪かったために結果的に報われない人を、今後は自分が介在することで、ちゃんと報われる世界を創っていきたいという思いが根底あることに気づきました。
そして、そのようなことを成し遂げていくためにはとにかく自分の成長が必要だと思っていて、そのための組織のカルチャーを当時は重要視していましたね。
特に自分が打席に立つ機会がどのくらいあるかみたいなものにこだわってました。
リクルートやDeNAのようないわゆるメガベンチャーのような企業も見ていましたが、最後は当時30名規模のリーディングマークが他の企業に比べてもミッションへの共感が強く、魅力的な社員が多く、圧倒的に当事者意識をもって働ける環境だと思い入社を決めましたね。その判断は今では間違ってなかったと思います。
Part 3わたしのマインド
事業家として
シンプルに成果を出すことにこだわる
新卒入社後1年目は採用支援事業部SCM(Sales & Client Marketing) として大手企業70社程の採用コンサルティング、ブランディング、インターン設計等を担当し、3年目からはマネージャーとして営業戦略やマネジメントに携わる。
そんな彼の事業家としてのマインドセットはこの時代に培われたものだと話す。
野牧:僕が入社した当時はコロナ禍だったんですよね。これを読む方は安心していただければと思いますが、当時は会社の売上の80%が無くなると言われていて、正直無知な自分でも会社が潰れるかもしれないという危機感がありました。その時に自分で『より覚悟を決めてやっていく。』『目の前のことをやり切る。』の2つに挑戦しないと、人生詰むなと感じていました。今思えば、あの時の経験が自分の事業家としてのマインドセットの一番最初の原点かもしれません。
⸺入社当初より成長機会を求めていた彼は、新卒1年目から日本を代表するクライアントを担当し、お客様からの期待をいただき、それに応えることで事業家としての自分を成長させることができたと話す。
野牧:総合商社やメガバンクなど日本を代表するクライアントを担当させていただいたことはやはりプレッシャーがめちゃくちゃ大きかったです。基本的に商談相手が日本を代表する大手企業の人事部長レイヤーであることに加えて、自分が失敗することで大手のクライアントを失う可能性がある状況というのはかなりヒリヒリしましたね。ただ、このプレッシャーのおかげで自分を成長させられるし、やりがいを感じることもできました。
特に印象に残っているのは、ある金融大手の人事の方です。最初にお会いした時は、本当に言い方悪いですが『お前だれ?』みたいに相手にされない感じから入って、何度か自分を試されたりしました。厳しいリクエストをいくつももらって、それに応えないといけない。でも、なんとかお客様の期待に応えたいと粘り強く応えているうちに最後は野牧さんに任せますと言っていただくことができた。このような厳しいお客様からの期待に応える経験を積み重ねた経験、自分の事業家としての成果へのやり切る力のベースは鍛えられたと思っています。
⸺そんな彼は3年目でマネージャーを任される。当時意識していたことは一つ『シンプルに成果を出すこと』だったと話す。
野牧:成果を出すということでこだわっていたのは、いかにお客様の役に立てるかの部分でした。特に採用支援での仕事はより事業家として求められる『創って』の部分にこだわった結果、事業家として良い経験ができたと思っています。時には何もパッケージがないところからお客様に対して0から企画して支援することもありました。前例が無いのでめちゃくちゃ大変なんですが、自分が初めてお客様に対して0から企画して売った時にすごく、自分として発揮するバリューってこういうことなのかと腹落ちした感覚がありましたね。
採用支援時代には成果を出すために、価値を考えて企てていくということが大事だと学びましたね。
Part 4わたしの挑戦
同じミッション、
異なる事業モデルへの挑戦
野牧:実は日本のHR(人材)市場は伸び続けています。人口減少社会に突入する日本で人材の流動化や人的資本経営の流れがあります。いかに1人あたりが生産性高くパフォーマンスを出していくのかが大事になる。
そうなるとどうなるのか。個人がさらに、個性、特性、強みが最大化できる環境で働く必要がある。そんな世界観を実現できる技術が当社にはあるんですよ。僕はこれらのプロダクトを信じているからこそもっと世の中に広めたいと本気で思っています。
⸺採用支援事業部で経験を積んだ彼は、さらなる変化のため4年目から新たな挑戦をする。
ミキワメ適性検査、ミキワメ ウェルビーイングサーベイ等のSaaS事業を展開する組織開発事業部への異動である。
異動は彼の希望であった。彼は、さらなる成長機会を求めて異動した。
野牧:異動して最初に良かったのは自分はまだまだだと気付けたことです。中途入社で元Salesforce(Slack)のTOPセールスであり執行役員の田中さんや、2つ上でリクルート出身の副事業部長と働かせていただくことになり、その中で、より自分に足りないものが明確になりました。今はよく、思考停止するなと言われてますね。
また、営業するプロダクトが大きく変わったことで、会社単位での課題に向き合うことが多くなり、カウンターパートも経営層が増えました。その結果、経営目線で物事を考える機会が多くなりましたね。
⸺最初は事業が変わったことでの迷いもあったと話す彼だったが、異動後も変わらず成果にこだわり、成果を挙げ続けた。そして、チームは10ヶ月連続で予算達成という偉業を成し遂げる。
野牧:プロダクトがそもそも素晴らしい。そして、田中さん達のような圧倒的な存在はいましたが、自分が事業家として成果を挙げることは常に意識していましたし、それはどの場所でも変わらない。自分が体現したいと思っていました。まずは自分が圧倒的な成果を出すし、結果で牽引する。スタンスやマインドの部分でも一番に自分が熱量をもってやる、成長するという部分はブラさなかったですね。自分の役割に徹して、それが事業や組織にとって良い効果をもたらすことを信じていました。
⸺すでに成果を挙げ続ける彼であるが、事業の可能性はまだまだこれからだと話す。
野牧:まず僕らの目標は会社として日本一のHR Tech企業になること。具体的には、まずそれぞれのプロダクトごとに市場で台頭していくことを目指しています。
市場の伸びについては先にお話しした通りですが、今後AIが浸透したり実際の人口減少が始まることで、より注目される領域だと思っています。個人的にはリーディングマークのミッション実現のためによりそういった市場の変化に合わせてプロダクトを磨き続けることでの可能性やポテンシャルを感じています。
Part 5わたしの成長
事業家として、自分の強みを尖らせる
⸺事業家として、成果を出し続けることが市場価値を高める唯一の方法であるが、そんな彼自身が事業家としての成果を出すために成長した点にどのように感じているのか聞いてみた。
野牧:入社してから一番成長したのは2つあって、1つは『やり切る力』。これは成長したというか元々の強みではあったけど、より尖ったなと。またやり切るの意味合いはいままでは結構自分で完結することの方が多くて、自分の努力、自己満足で終わるみたいな感じでしたが、結局ビジネスってお客様があっての話なので、そこに対してアウトプットして成果を出すとか、価値貢献ができないといけない中で周りを巻き込んででもやり切る、そのために周りの人が気持ちよく仕事をしてもらうためのコミュニケーションをしなくちゃいけないし、自分の熱意、意見といったスタンスを示す必要がある。そういったことをまとめて『やり切る力』。
もう1つは『成果にこだわる行動』ですね。こっちはやり切る力でカバーしている部分が大きいですが、しっかり成果から逆算、リーディングマークのバリュー的に言うと理想から逆算して行動する力ですかね。
⸺彼の周囲と比べてどう思っているのかも聞いてみた。
野牧:比べるものでもないかもしれないですが、やっぱり、大手の友人とかの話を聞くと自分の方が貴重な良い経験をさせてもらっている感覚はある。自分の方がある意味修羅場だなという感覚というか、自分の方が考える機会や、そういう何かに対して、自分が裁量があるからもっとやっていいよというような機会を与えてもらえている感じがします。
Part 6事業家とは
自走人材を凌駕する存在
⸺彼に改めて事業家とはどのような存在か、そして、将来の展望について聞いてみた。
野牧:自走できる人材はそもそも市場価値が高い。専門性とかももちろんあると思うんですけど、専門職以外でいくと、やっぱり自走してちゃんと走れることが大事だなという感覚があります。その中で、事業家という存在はその自走できる人を凌駕するような存在だと思う。自分で考えて行動をする存在が自走人材だと定義すると、事業家はさらにそれに加えて、自分で企てて、形にして、売るまで全部できる存在。あらゆる場面での経験値が変わるので事業家として社会から評価いただく感覚は強くあります。
⸺事業家は自走人材を凌駕する存在だと話す彼は、さらに事業家として2つの力が重要だと感じていると言う。
野牧:『自分だけのバリューを出すこと』と『自分が信じた道を突き進むこと』の2つの力が重要だなと感じています。
自分にしかできない価値貢献の仕方でやることでそれをやろうとすると色々な困難とか苦難とか絶対にあると思うけど、それを一旦信じて可能性を疑わずにやり切れるかみたいな。そういう胆力というか、信念も必要ですね。
それらの力を使って、人に対して、会社に対してとか、世の中に対して、ビジネスを通じて価値を提供していく存在が事業家だと思います。
⸺最後に、将来の展望についてはこう話す
野牧:まずは今年結婚するので、結婚生活を良い感じに過ごしたいです(笑)。
キャリアについては分からないですけど、最近は本当に自分でビジネスをやるのも選択肢の1つだなと思い始めました。自社サービスを推しすぎるのもあれですけど、ミキワメってすごくいいなと思っていて、僕は大前提としては当社プロダクトをすごく良いサービスだと思っているからこそ、お客さんに対して本気で営業してるし、こんなプロダクトを世の中に広めたいって思いで今は仕事してます。
ただ、やっぱり自分も将来的にはそういったサービスを自分で創って、それを提供していくってことができたら、それはすごい素敵なことだって思ってるし、もしかしたら冒頭申し上げた、その努力が報われるとか、自分が人に介在をして、何か良くしていくっていうミッションを自分ならではのバリューで、ないしは価値提供の仕方で実現を支援していくっていうのも、一つの選択肢としてありだなと思ってます。